宜野湾市観光振興協会主催の「第12回はごろもカップ沖釣り大会」が13日行われ、参加者約150人が釣り船19隻に分乗して自慢の釣技を競った。各船とも最新の情報を基に作戦を練り上げ、午前7時に伊江島、渡名喜、座間味沖など思い思いのエリアに散った。
グルクンがトップシーズンとあって多くの船が大漁に沸き、終日食いが止まらなかったと話すチーム。果敢に流し釣りを試みて記録を伸ばせなかったチーム。グルクンに飽きて途中から全員が大物狙いに転じ、結果、記録低迷に泣いたチームもあった。フカセ釣りや泳がせ釣りを含めたグルクンかかり釣りは、つくづくとシステマチックなゲームだと思う。
さて競技結果。個人戦である大物賞は新門正志さんが16・3キロのトカキン(イソマグロ)を釣って1位に輝き、団体戦の重量賞は「フィッシングクラブ凪」が106・65キロを釣り上げて優勝した。
以下、上位入賞者と成績は次の通り。
【大物賞】
▽2位・宮城栄さん(トカキン15・2キロ)
▽3位・新崎盛仁さん(ツムブリ5・7キロ)
【重量賞】
▽2位・居酒屋大漁屋(103・45キロ)
▽3位・フィッシングとまと(89・1キロ)。
【各地の釣果】
◎西崎カーエー活性高い
西崎一文字はこのところカーエーが安定して釣れている。瀬底正樹さんが9日の晩から竿(さお)を出すと、釣果6匹のうち5匹までが午後10時前の上げ潮にきた。その後は干潮の4時までヤマトビやガクガク、タマンなどが間を置かずに竿を曲げて楽しめたという。
◎チービシでタマン
瑞慶覧朝邦さんはチービシの浜からエギングロッドでタマンを狙う。道糸1・2号にリーダー4号をつなぎ、17グラムのスプーンを操る。9日は68・6センチ、3・93キロのタマンや30センチクラスのガーラを7匹ほど掛けた。
◎残波~万座にシイラ
8月の終わりごろから残波や真栄田、万座といった本島西岸の岬にシイラが寄っている。大きいものでは10キロを超す。南風が吹いたら出没確率は高く、果敢にルアーにアタックする。8日は宮平公博さんが真栄田岬で89センチ、4キロを釣り上げた。
◎泡瀬一文字多魚種狙える
いま泡瀬一文字ではいろいろな魚種が狙える。日中は中型タマンにサヨリやグルクマーなどの回遊魚、夜には大判のカーエーが面白い。就活の疲れを癒やすため2週に1度の割合で渡堤するという大学4年生の宮國卓哉さんは8日、1番ポイントで67・5センチ、3・12キロのオニヒラアジを釣り上げた。
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(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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