【中国時報】8月の外国人観光客増 台風、インフルの影響なし


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 大型台風の襲来や新型インフルエンザの流行で、今夏の観光客減少が危惧(きぐ)されていたが、このほど台湾政府が発表した調査結果によると、前年同月比で18%と増加していることが分かった。高雄のワールドゲームズの誘致活動が功を奏したものとみられている。

 8月の海外からの観光客数は、18万6000人で、7月より9ポイント上昇。ビジネス客を含めると36万7000人となった。主な来客源である中国からの観光客は、7月に一時減少したものの、8月には回復。香港・マカオ、日本と並び、7月より2けたの成長を記録した。
 一方、韓国からの観光客は、前年同月比で53%の減少と激減。韓国国内の景気低迷とウォンの値下がりが原因とみられている。台湾観光局では現在、韓国企業などと連携し、映画館での消費で、台湾旅行が当たる観光客誘致のキャンペーンを行っている。