泳がせ釣りでカンパチ


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 12日、シーランドスタッフの儀保順一さんは、メーカーの製品テストでパヤオ釣りに出掛けた。前情報では2~5キロクラスのマグロは数が釣れているものの、大型は釣れていないとのこと。それで前半はパヤオでマグロを狙い、後半は泳がせ釣りでカンパチを狙うことにした。
 午前中のパヤオではエビングで2~5キロのメバチが順調に釣れた。泳がせ釣りで使うムロアジやツムブリも確保できた。午後は生きたムロアジの泳がせ釣りでカンパチ釣りに挑戦だ。しかし、この日はポイントを数カ所移動してもアタリがなかった。あきらめかけた午後1時すぎになって3連発でアタリが来たものの、根ズレやライン切れ等のトラブルが続発し痛恨のバラシとなった。辛抱の末、最後のひと流しとなったとき、26キロのカンパチが釣れた。
 沖の大物釣り師が注目する生き餌を使った泳がせ釣りだが、絶大な威力を発揮するムロアジの確保が今後の課題になりそうだ。釣り船・かいきょう丸(電話)090(3793)5820。
(取材・仲栄真修)

【各地の釣果】
◎宜野湾新港のミジュン
 26日、うるま市川崎小学校の少年野球クラブ「栄野比Z」のメンバーは、比嘉監督の提案で宜野湾新漁港でミジュン釣りに挑戦した。生まれて初めて釣りをする子供もいて、最初は監督や父兄もてんてこ舞い。サビキ仕掛けを入れると面白いようにミジュンが釣れ、小型のクーラーはあっと言う間にいっぱいになった。「野球だけでなく、釣りは子供たちの情操教育にぴったり」と、比嘉監督は早くも次回の釣り計画を練る。

◎西崎一文字の狙い目
 西崎一文字は通年ターゲットに困らない。27日現在、大小のガーラが回遊し、ヒットは単発ながら釣れると大きいカーエーも狙い目だという。21日、伊敷栄善さんは105センチ、18・5キロのガーラを釣り、玉城豊さんは47センチのカーエーを2匹釣った。その他にも居着きのチヌやタマンが狙える。

◎粟国パヤオで釣り会
 17回目を数える沖縄県歯科医師会の釣り会。今年の舞台は粟国パヤオ。「年々釣れなくなった」と言いながら、1キロから8キロのキハダやカツオを船中で70本キープ。大物賞に輝いたのは那覇市与儀の「もり歯科」の森真二郎先生で、隣で竿(さお)を出しタモ入れ係を務めた新垣さんによると、「ジギングやエビング、パラシュートなどの釣法を駆使したのが勝因」と話した。釣り船・見和(電話)090(3797)0269。

 取材のリクエスト、要望をお寄せください。釣りリポート、釣果写真も募集しています。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

26日、宜野湾新港でミジュン釣りを楽しんだ少年野球クラブ「栄野比Z」のメンバー
21日、西崎一文字で47センチのカーエーを2匹釣った玉城豊さん
27日、粟国パヤオで釣り会を楽しんだ沖縄県歯科医師会のメンバー
12日、ムロアジの泳がせ釣りで26キロのカンパチを釣った儀保順一さん
21日、西崎一文字で105センチ、18.5キロのガーラを釣った伊敷栄善さん
20日、宮城島で68センチと66センチのタマンを釣った上江州安明さん