【中国時報】台北市新都心にリニア建設へ


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 台北市の新交通システム(MRT)を運営する捷運局は先ごろ、台北市東部の新都心・信義区に、BOT方式でリニアモーターカーを建設すると発表した。早ければ来年着工する。
 導入する機種は、昨年愛知万博で実用化された、日本の中部エイチ・エス・エス・ティ開発の常伝導磁気浮上システム。全長は4.5キロで、台湾鉄道の松山駅から信義区に至る環状腺に、10の駅が設けられる予定だ。最高速度は100キロだが、25キロから30キロの低速で運行する。車両は3両。1日平均5.7万人。年間2000万人の利用を予想している。
 建設費は、150億元(約530億円)。50年間、民間会社が運営した後、政府に移譲される。BOT方式を危ぐする声もあるが、捷運局では、巨額の広告収入も見込まれるため、投入資金の回収は比較的容易だと見ている。