【中国時報】国慶節式典を自粛 台風被害の復旧へ


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 台湾の総統府は5日、今月10日に予定されていた双十国慶節のパレードを中止し、式典のための予算を今年8月に台湾南部を襲った台風8号による被災地の復旧に回すと発表した。祝賀式典は、馬英九総統が総統府で行い、談話を発表するにとどめることとなった。

 総統府のスポークスマンは「台風で甚大な被害を被り多くの方が亡くなった。今はその追悼と被災地の復旧に専念するべき時期だと判断した」とコメント。馬総統と国慶節の準備委員会は8月の段階で、パレードの中止で合意していた。
 台風8号による復旧作業の中、台風17号がもたらした豪雨により、被害はさらに拡大している。馬総統は5日昼、閣僚との定例会議の中で、特に宜蘭で発生した豪雨による被害に強い関心を示し、意見交換を行った。