【中国時報】中台の故宮博物展開幕 来年は北京でシンポ


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 中台の故宮博物院が初共催する特別展「雍正・清世宗文物大典」が7日、台北の故宮博物院で開幕した。両院は今年、院長が相互訪問し、協力協定を結んでおり、来年には北京でシンポジウムを開催するなど、今後の交流の拡大が期待されている。

 今回、北京故宮博物院から貸し出されたのは、37点。台北の故宮博物院と合わせて246点が一堂に会する。
 雍正帝に関しては、即位の経緯や冷酷な人柄など、さまざまな伝説があるが、主催者は今回の展示により雍正帝の真の姿が明らかにされ、俗説を覆す画期的な特別展になると、開催の意義を強調している。
 1934年、戦乱を避け、故宮から搬出された文物は、1万9000箱あまり。そのうち台北に搬送されたのは、3824箱にすぎない。今後、台北、北京、瀋陽、南京の4つの故宮博物院が協力し、故宮の文物の全貌を明らかにすることになっている。