基隆市で11日、警備会社の現金輸送車が、750万元(約2千万円)が入った輸送用の布袋3個を道路上に落とし、後続のバイクが拾って警察に通報するという事故があった。警察では、同社関係者による犯罪の可能性も視野に入れ、捜査を進めている。
警察に通報したのは、米穀商に勤める何〓さん(38)。荷台から大きな袋が落ち、道路をふさいだため、危険だと思い、路肩に運んで警察に通報。警察官が中を調べ、初めて大金が入っていることを知って、驚いたという。
警察から連絡を受けた警備会社は、過失を認めず、担当者が到着したのは、通報から約2時間後。警察では、対応の不自然さに、故意に落とした可能性もあるとして捜査している。拾得した何さんには、礼金として、拾得総額の3割に相当する約600万円が、礼金として支払われる。
※注:〓は火ヘンに「斤」