【中国時報】「愛犬のふん買い取ります」 環境浄化へ台中市


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 台中市政府は21日から、公園などの犬の“糞(ふん)害”対策として、市民が回収した犬の糞を1キロ当たり100元(280円)相当の商品券で買い取るというユニークな環境浄化制度を始めた。犬のものに限り、持ち込めるのは1人1日2キロまで。

 今月初旬に市が同制度を打ち出した際には市民から「糞の処理は飼い主の責任。市民の血税を使うのは間違っている」という反対意見も多く、動物保護団体からも反対の声が出ている。
 糞が1キロに満たない場合は、カードにスタンプを押し、1キロになれば、商品券がもらえるシステム。犬以外の糞や水で重さを増やした糞を識別する機材も準備した。同時に、飼い主には、犬の登録チップ埋め込みを徹底させ、登録のない犬を捕獲した際は、飼い主に、2万8千円の罰金を科すとしている。