【中国時報】日本時代の鉄道網検索システム開発 中興大学歴史学科など


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 中興大学歴史学科と彰化師範大学歴史学科は今夏、地理情報システム(GIS)を使用し、日本時代の鉄道跡、鉄道ホテルなどの付属施設の位置をネット地図上で検索できるシステムを完成させた。公開されれば、誰でも携帯電話や携帯情報端末(PDA)を使って、日本時代の鉄道の旅を楽しむことができるようになる。

 廃線となった路線は、軌道や駅舎など、当時の面影を残すものが少ないため、作業チームは、当時の地図や新聞などを精査して、位置を測定。消えた67の駅と多くの付属施設の正確な位置を特定した。
 現在は高層ビルになっている当時の高級ホテル「台湾鉄道ホテル」跡を訪れたり、昭和天皇が皇太子だった際、台湾を訪れたルートをたどることも可能となるばかりでなく、その史跡に関する詳しい情報を得ることもできる。