【中国時報】金門島へ進出 20大学が計画 少子化で中国学生照準


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 近年の少子化で学生募集に苦しむ台湾の大学では、中国大陸に隣接し、直航の定期便もある金門島に、離島キャンパスを設置。中国から学生を呼び込もうと計画する大学が相次いでいる。国立の中山大学や高雄大学のほか、約20校が進出に意欲を示している。

 進出に最も意欲を示す銘伝大学では先月31日、新校舎の建設に着工。早ければ、2011年に開校する。金門県政府も、同県出身の国会議員を通じて、中国人学生受け入れのための法改正に乗り出すと同時に、134ヘクタールを文化特区に指定し、「大学島」としての再生を目指している。
 金門技術学院は先月「大学島」の可能性に関するフォーラムを開催。中国では毎年300万人が大学を受験するが、入学できるのは24万人。志願者のうち、10万人を金門に誘致できれば、巨大な経済効果をもたらすと、期待は高まっている。