【中国時報】米牛肉の輸入再開 各地で抗議の声 政府、台米関係改善強調


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 政府衛生署(厚生省に相当)は2日、米産牛肉の輸入を再開すると発表した。対象は、骨付き肉、ミンチと内臓。各自治体からは強い反発があり、消費者団体は、輸入が再開される13日までに、米政府との交渉再開を要求する9万人の署名を集めるとしている。

 台北県の周錫■県長は2日、精肉関連業者を集め、「買わない・売らない・食べない」の「三不」方針順守と牛肉の産地表示に関する誓約書への署名を呼びかけ、モスバーガーなどが署名した。台北市で行われた「国際牛肉麺(めん)フェスタ」でも、各店が米牛肉不使用をアピールした。
 政府は、牛肉の輸入再開は、台米関係の改善に有用であると強調。牛肉の産地標示を徹底し、米産牛肉を食べない権利も保障されるとして、問題はないとコメントしている。

※注:■は「偉」のニンベンが王ヘン