【中国時報】「大中華経済圏」に賛同 中台港澳、企業サミットで呼び掛け


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 台湾、中国、香港、マカオの企業の代表らによる「両岸中小企業サミット」が10月31日、上海で開かれた。席上、中国に進出している台湾系企業の代表が、中台の市場開拓のための「大中華経済圏」構築を呼び掛けて、中国などの賛同を得た。

 中国中小企業協会の李子彬会長は、中国国内市場のビジネスチャンスは成長しており、中国との貿易や投資の拡大は、中国国内の経済成長の促進につながるばかりでなく、台湾などの金融危機による経済危機脱却の解決策ともなり、ウィン・ウィンの関係をつくり得ると賛同の意を示した。
 香港の上海経済貿易弁事処の陳子敬主任も、中国との多角的な経済協力関係は進んでおり、台湾との通商関係も新たなステップに入ったと発言。マカオ経済界の代表も、中国との物的・人的交流の拡大は、大きな可能性を秘めていると期待を示した。