【中国時報】屋台街「円環」 100年の歴史に幕


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台北市の南京西路と重慶北路が交差するロータリーの中央にある、円形のフードコート「建成円環」が2日、100年の歴史に幕を閉じた。午後6時半からは「さようなら円環」と題した記念イベントが開催され、多くの市民が名残を惜しんだ。
 「円環」は本来屋台街だったものを、2003年の火災を機に、市がガラス張りのモダンな建物に改築した。身障者用のスロープも備えたユニバーサルデザインとなったが、入り口が1カ所と少なく、スペースも細かく区切られていて使いにくいなど、店舗や利用者には不評だった。
 「円環」は、台北駅裏の問屋街にほど近く、特に1960年代から70年代にかけては、台湾B級グルメのメッカとして隆盛を極め、外国人観光客にも親しまれた。