【中国時報】大陸渡航が解禁へ 十職等以下公務員


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 「両岸人民関係条例」第9条の修正案が3日、立法院(国会)を通過し、公務員の中国大陸への渡航が解禁されることとなった。対象は、国家機密などに携わらない「十職等」以下の公務員。3カ月以内に実施要領を策定し、実施する。
 今回対象となったのは、国家安全局、国防部(省)、法務部(省)を含む中央省庁の科長、専門委員クラス以下の公務員と「警監四階」までの警察官。それ以上の職位にある公務員は、従来通り政府への届け出が必要な上、家族同伴の団体旅行のみに限定される。
 政府の対大陸関係省庁によると、人的交流では台湾からの渡航が、大陸からのものに比べ圧倒的に多い状況にあるが、今回の改正でこの傾向がさらに強まるものとみている。警察関係者からは「開通したばかりの青海チベット鉄道に乗りたい」など解禁後の大陸旅行に期待が高まっている。