【中国時報】丸紅360億円賠償請求 MRT工期遅延めぐり


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 丸紅は7日、台湾の交通部(国交省)を相手取り、台北と台湾桃園国際空港をつなぐMRT(新交通システム)の工期遅延をめぐり、受注総額の半額に相当する129億元(約360億円)の賠償金を請求した。これに対し、交通部は遅延は、同社の設計の遅れが原因だと反論している。

 丸紅は台湾高速鉄道から、台北駅を起点とし、台湾桃園国際空港、台湾高速鉄道(台湾新幹線)桃園駅、中〓市を結ぶMRTの機電の設計から施工までを受注した。しかし、細部の設計が遅れていることから、今年8月から、設計費用の支払いが止められている。丸紅は、今年中に設計案を提出するとしているが、工事はすでに10%遅れており、交通部では遅延が20%に達した段階で契約を解除するとしている。また、同社を公共工事の入札に参加できないブラックリストに入れることも検討している。

※注:〓はツチヘンに「歴」