【中国時報】三軍整理縮小で憲兵隊は半減へ


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 国防部(省)は現在、陸・空・海の三軍と憲兵隊などの整理縮小を進めており、全6部門を三つに統合。主に警備を担当している憲兵隊の人員を1万2千人から6千人に削減する方針で、中央銀行の金塊保管庫警備からも、撤退することを予定している。

 中央銀行が保有する金塊は、約450トンで、時価5千億元(1兆4千億円)。金塊は、台北近郊の山中に保管されており、憲兵隊が警護に当たっている。中央銀行では、台湾経済の命脈ともいえる財産であるとして、彭淮南総裁が、警備の継続を再三にわたり要請している。国防部は前向きに検討すると回答している。
 憲兵隊は、主に基地と行政機関の警備を任務としてきた。今後、憲兵隊は統合される警備総本部関連の施設と機密性が特に高いとされる施設を除き、原則的にすべての施設の警備業務から撤退する。