【中国時報】チップ埋め込みで卒業証書電子化へ


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 財政部(省)印刷廠は先ごろ、「REID証書偽造防止システム」と「インターネット不正認証防止」に関する特許を申請した。この技術が実用化されれば、公的に発行された証書の偽造防止に効果を上げるばかりでなく、メールでの送信も可能となり、その真偽もパソコンで確認可能となる。

 この技術は、証書に必要なデータを書き込んだマイクロチップを証書に埋め込み、コンピューターで、その真偽を確認できるというもの。現在のところ、卒業証書のデジタル化に適用する予定で、コンピューターで在学当時の写真や成績証明書なども確認できるようになる。
 一方、「不正承認防止」は、メールで送信された証書の真偽が確認できるというシステム。特許取得は、1、2年後になる見通しだが、卒業証書のほか、運転免許証や株券への適用も検討されている。