四川省鍼灸学会理事で副主任医師の鄭崇勇は先ごろ、講演の中で中国政府国務院経済体制改革弁公室による調査結果を引用し、中国の「知識分子」(高学歴者)の平均寿命が中国人全体の平均より10年短く、58歳であることを明らかにした。
比較的短命な原因として鄭氏は、過重な頭脳労働、人間関係のストレス、単調で機械的な長時間労働。不規則な生活や栄養の偏り、飲酒や喫煙などが原因であるとしている。
WHOの調査によると、世界で健康だと認定される人の割合は、わずか5%。病中は20%で、その他は、“グレーゾーン”とされている。中国でのサンプリング調査によると、グレーゾーンの人口が60%を占めており、都市部の住民や知識分子、会社や行政機関の管理職などの心身の健康状態が危惧(きぐ)されている。