【中国時報】新種マンゴー開発 即完売の人気ぶり


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 台湾西部の彰化の農家が、冬に最盛期を迎える新種のマンゴーの開発に成功。黄色い実の色から「黄金マンゴ」と名付けて売り出したところ、珍しさも手伝って、予約販売の直販で、あっという間に完売。一般市場に出す余裕もないほどの人気だ。

 このマンゴーは6年前、夏が最盛期のマンゴーを夏に作っては利潤が少ないと、果樹農家の潘朝正さん夫婦が、試験的に栽培を始めたもの。さまざまな品種を掛け合わせてきたが、今回、台湾に自生する「土マンゴ」と他の品種のマンゴーを接木し、冬に実を付けるマンゴーの開発に成功した。掛け合わせたマンゴーの品種は、企業秘密なのだとか。専門家も、この新種に興味を示している。
 潘さんによると、一株から収穫できるのは、約300グラムのマンゴーが60~70個。販売価格は公開していないが、夏季のマンゴーより相当に高価であることは確かなようだ。