【中国時報】元日から給与15%増 IC最大手「最高の1年に」


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 台湾最大手のIC企業である台湾積体電路(TSMC)の張忠謀会長は昨年12月21日、全社員への公開書簡の中で、1月1日から全社員の基本給を15%アップすると発表した。社員の持ち株に対しても、来年からはほぼ毎月、配当を受け取れる見込みであるともしている。

 ベースアップについては、四半期ごとに行う予定で、第1四半期の調整は4月1日に行われる。また株の配当については、例年7月か8月に行われていたが、今年は旧正月前に半分を支給し、残りは株主総会の際に支払われる。
 昨年初頭は、リストラや強制的な無給休暇を強いられたTSMCだったが、業績は急速に回復。リストラした社員を再雇用するなどして、フル稼働の1年となった。張会長は、2010年はこれまで最高の業績を挙げる1年になるだろうと述べている。