例年12月の中旬ごろにはチヌが顔を出すという屋我地島の前垣で、昨年の同時期は釣れずじまいだったと話す中村昌光さんが14日、今シーズンの初チヌを51・3センチ、2・55キロの大型を含む大漁で飾った。
年が明けても好ましい情報が聞かれない屋我地だけに大して期待はしなかったが、闇夜の当日が荒天となったため、濁り潮を頼りに出掛けてみたという。
中村さんの読みは見事に的中し、願ってもない好条件でチヌの活性は高く、50センチオーバー2匹を含む都合9匹の釣果があがった。
チヌは賢いので釣り針を見るという中村さんの仕掛けは2段針。本針を思い切り目立たせて注意を引き、孫針を餌となるカニの腹の中に忍ばせるという。それが奏功し警戒心の強い大型魚はいずれも孫針に掛かっていたのだとか。
【各地の釣果】
◎泡瀬ミーバイ7キロ
急激な水温の低下で岸近くに寄らなくなったタマンに頭を悩ませる冨島朋一さんは11日、ミーバイも狙えるように仕掛けを太くし、餌にはムロアジの尾頭付きの半身を掛けた。午前1時、狙いはドンピシャに的中、絵に描いたように72センチ、7キロのミーバイが食い付いた。
◎大型イカ親子でゲット
11日、喜納栄さんはチヌを狙って西崎で竿(さお)を出すが全くの不発。しびれを切らして外海にエギを放ると、いきなり2・04キロのアオリイカが抱きついた。それを見ていた息子の海斗君は内海に向かってエギングを開始。すると父親より少し大きな2・14キロが釣れた。
◎女子高生が初タマン
ベテラン釣り師の嘉陽健治さんは、娘の利菜さんに初めての釣りでタマンを釣らせた。12日、伊計島でスルメの短冊を餌にキャストして車の中でアタリを待つと、利菜さんの竿に初タマン49センチ、1・6キロがヒットした。健治さんはノーヒットも、「また行きたいと言ってくれた」とうれしそう。
◎夢咲公園前でタチウオ
泡瀬を中心に中部東岸一帯のタチウオがルアーに好反応している。釣具店によるとサイズは1メートル前後で、特に午前中の食い付きがよくミノーやスプーンといったルアーを好んでいる。16日、大野友渡君は夢咲公園前の海岸でワームを操り、84センチのタチウオを釣った。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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