財政部台北市国税局によると、一昨年の10月にアメリカで死去した台湾プラスチック・グループの創業者、故・王永慶氏の遺産税(相続税)が約100億元(300億円)を超え、台湾史上最高額を記録する見通しであるという。
王氏の海外を除く台湾での遺産総額は約600億台湾元(約1兆8000億円)。
王氏には3人の合法的な妻がおり、彼女たちには等しく財産請求権が与えられ、それらの免税分を差し引いても課税対象は約200億元(約600億円)になる。
相続税率は王氏の死亡時の旧法(50%)が適用されるため、課税額は100億元(300億円)になるという。
支払い方法は3種類。現金一括方式と、分割方式、株や不動産での納入がある。しかし、利子だけでも1年で6億円が発生するため、分割の可能性は高くないといわれている。