ボートエギングで連発


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 ユニチカフィールドテスターの杉原正浩さんは大の沖縄好きで、仕事でプライベートで年に数回は沖縄で竿(さお)を振っている。今年も1月12日から3泊4日の日程で、友人の高橋昇さんと関谷健一さんの3人で沖縄を訪れた。

初日は北部周辺を釣り歩くが数杯の小イカのみ。2日目は平安座からボートエギングの予定であったが、悪天候のために中止となった。仕方なく浜比嘉周辺や平安座島、伊計島周辺を攻めるがノーヒット。3日目は漢那沖でのボートエギングを試みるもイシミーバイやチビアオリのみに終わった。
 しかし最終日。前日までの天気がうそのように晴れ渡り、絶好のボートエギング日和となった。恩納村から帆乃夏丸で出船し、ピンポイントでアオリイカを狙う。ほどなく1キロオーバーのアオリが釣れ、ほっと一息のメンバー。その後すぐに杉原さんの竿に20メートル程もラインを引き出す大型が乗り、3キロ近いイカがあがった。さらに40分後にも3キロ物を追加して今回の遠征を終えた。釣り船・帆乃夏丸(電話)090(3073)8496(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎名護漁港チヌ数釣り
 1月12日、マルモトフィールドテスターの米蔵守さんと鱗海カップ優勝者の玉城翔さんは、中型チヌが好釣だという名護漁港に出かけた。一年中釣り人が絶えない名護漁港も、当日は急な冷え込みと強風のために釣り人はまばらで、魚の活性も低かった。しかし、そこはベテランの2人、細かなアタリを見逃さず30~40センチのチヌを2人で20匹以上も釣り上げた。「釣れたのは餌のおかげ? 腕?」との質問に「両方」と米蔵さんは笑った。
(取材・釣王国)
◎西崎メッキゲーム
 沿岸にメッキ(小さなガーラ類)が寄る西崎で、チヌ狙いのポッパーに16匹のギンガメアジが釣れた。1月23日、西崎中学3年の松川恒士君と金城貴之君は、鰯カラーのポッパー(5センチ)をキャストし、43・5センチ、1・46キロのチヌの他、メッキゲームを楽しんだ。
◎伊計島タマン79センチ
 チヌ狙いの2号竿を79・2センチ、7・05キロのタマンが襲った。1月30日、ベテラン釣り師の宮城次男さんは伊計の海にカニ餌仕掛けをブッ込んだ。午後8時、強襲された軽量仕掛けは破壊寸前。「チヌなら60センチを超すかもしれない」と期待して糸を巻き上げると大タマンが現れた。
 釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
 (新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)

1月12日、3キロ近い大型アオリイカを釣った杉原正浩さん
1月12日、2人で20匹以上のチヌを釣った米蔵守さん(右)と玉城翔さん
1月23日、西崎でメッキゲームを楽しんだ松川恒士君と金城貴之君
1月30日、2号竿で79.2センチ、7.05キロのタマンを釣った宮城次男さん
1月26日、糸満で2.3キロのアオリイカを釣った大城健一さん
1月26日、水釜で73センチのコチを釣った「がねこゴルフレンジ」支配人の伊藤俊雄さん