暑いほど釣れるグルクン、ガーラ


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 暑くなるほど良く釣れるのが船釣りのグルクンと磯釣りではガーラ。前週末のグルクン釣りはよく釣れて午後3時ごろにはクーラーに入らなくなり帰港する船も多かった。
 磯釣りのガーラは海水浴場や、漁港の浅場で背ビレを見せてゆっくり泳ぐ130センチオーバーが各地で目撃されている。真夏浅場に接近するロウニンアジはガーラの種類の中では最大全長150センチ前後、50キロ近くになる。方言名「カマジーガーラ」である。
 ○宜野座漁港で25キロのガーラ。7月23日午前5時、酒匂勝広さんの釣果。(サンノリー北谷)
 ○宜野湾マリーナで前夜からサオを出した照喜名功一さん、25日午前5時半、10キロのガーラを釣っている。(照屋つり具)
 ○22日夕方、古宇利島大橋右側テラスで今帰仁村の我那覇敏夫さん、以前に何度も糸を切られているので石鯛サオにアブリール、道糸PEI5号、ハリス30号の太仕掛けで白イカを餌に午後6時に仕掛けを投入した、サオの近くでは子供たちが泳いでいた。午後6時半ごろ、サオが大きく引き込まれた。
 近くには朝の潮を狙ってポイントの下見をしていた大物師の宮里さんや、小禄から来たと言うAさんなどタマン釣りの名手が10人ほどいた。ヒットしたのは全長127センチ、26・5キロのガーラ、運良く居合わせた宮里さんが魚のエラに手を入れ取り込みを手伝った。(注)ここはタマンポイントだが、サオを魚に持ち逃げされた人が多いこと、餌盗りが多いので有名なポイント。宵の潮がヒット確率が高い。(シーランド名護)

『読谷海岸でカップルが3匹のタマン』
 7月20日、那覇市の実吉真矢子さん、タコの餌でタマンを狙って打ち込み釣り。投入は彼氏まかせで自分はアタリを待つだけ。花火をして遊んでいた午前3時ごろから1時間に3連発。49センチ、47センチ、35センチのタマンを釣った。(サンノリー北谷)

《好調!釣り船情報》
 『与根漁港』
 ☆りえ丸(大城船長)屋嘉比周辺でグルクン好調、仕掛けに3~5匹のグルクンが食い付くほど。前週末、豊見城市の豪自動車の金城社長らは午後2時すぎまでにクーラーに入りきれないほど大釣りした。
 ☆大将丸(大城船長)パヤオ好調4キロから7キロのメバチが多い、カツオも交じる。半日でベテランは150リットルのクーラーボックス1・5杯、平均でも8分目ぐらいの釣果。スルルの餌でフカセ釣り。
 『三重城港』
 ☆しぶき(座波船長)渡名喜沖でグルクン満杯、ほかにも15キロのトカキン3本など。
 『牧港漁港』
 ☆ニューたけ丸(比嘉船長)船からグレを釣らせる人気船。タイクチャーマチ狙いの深海釣りに50センチ級グレが平均2~3匹交じる。昼の回遊魚ほど数は釣れないが、胴つき仕掛けで底物を狙う夜の半夜釣りは涼しくて楽しい。ビール片手に黒い海面に光るケミホタルのビビッーとしたアタリに時を忘れる。

【トピック】
 那覇一文字夜の消波ブロックの間を狙ってイセエビ釣り。餌はサンマの切り身、仕掛けはぶらボールがよい。夜のタマンは中型。昼釣りはサヨリ好調。(大洋レジャー)
 ○46キロのアーラミーバイ伊江島沖で。7月4日、田場涼さん、本部山川漁港から松福丸(當山船長)での釣果。(マンモス南風原)
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 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)宜野座漁港でガーラを釣った酒匂さん(左)
(2)宜野湾マリーナでガーラを釣った照喜名さん
(3)古宇利島で釣れた26・5キロのガーラと我那覇さん
(4)カップルでタマン3匹をゲットした実吉さん
(5)半夜釣り、ニューたけ丸での食べごろのタマン
(6)46キロのアーラを釣った釣りクラブフィッシャーマンの田場さん(左)