17日、泳がせ釣りでカンパチの大物釣りを楽しみたいと、大分から沖縄を訪れたアングラーがいた。朝7時に与根漁港からかいきょう丸(大城強船長)で出船した。まずは泳がせ餌のムロアジを釣るためにパヤオへ向かった。パヤオではお土産用のシビマグロと、15キロほどのマンビカーを釣った後、サビキ仕掛けでムロアジを狙った。しかし大物が先に食いついて仕掛けを切るので、ムロアジの釣果は5匹と伸び悩んだ。
午後になるとパヤオの周りにイルカが出没したのでムロアジ釣りを断念し、カンパチのポイントへと向かった。生き餌が少ないので先にジギングでカンパチを狙うと、程なく2キロから6キロほどのカンパチが数匹あがった。すると魚探の反応を見ていた船長から、泳がせ仕掛けを入れるように指示が出た。
生きたムロアジを餌にして仕掛けを入れると、同時に竿(さお)が引き込まれた。電動リールのスイッチを入れると、ゆっくりと、しかし確実に寄ってきた。12分後、海面に25キロのカンパチが浮き、沖縄の忘れられない思い出をつくることができた。(釣り船・かいきょう丸(電話)090・3793・5820)(取材・仲栄真修)
各地の釣果】
◎屋我地キチヌ56センチ
下げ潮にタイミングを合わせる上原竜男さんが19日、入釣から30分で55・6センチ、2・19キロのチンシラーを釣り上げた。当日ポイントには先客があり、釣り座を選べる状況ではなかったが、開始早々とハリス1・5号に大型を乗せる省エネフィッシングとなった。
◎泡瀬一文字でイカゲット
15日、コザ小バスケット部顧問の佐久本さんは部員を伴って泡瀬一文字でフカセ釣り。1キロのマクブや1斤(600グラム)のチヌ、ガチュンやアーガイなど多彩なゲストでにぎわい、スカリに入れた釣果をくすねにやって来た1・7キロのアオリイカまで召し捕った。
◎沖堤初グレ47センチ
釣り歴2年半という前堂一基さんが那覇港沖新堤で47センチ、1・4キロの尾長グレを釣り上げた。15日、9時から10時にかけてまき餌に浮いた魚影も2度の取りこぼしで散ってしまい、これが唯一の釣果になったという。
◎真栄田タマン69センチ
恩納村真栄田の浜で「釣って良し、食って良しのタマン」を狙う平川盛智さんが15日、今季自己最大の69センチ、4・8キロのタマンを釣った。満潮前の19時30分、ロールイカの切り身に食らいついた獲物を、根にかからないよう海面に浮くほど強引に巻き取ったという。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b833174e7067.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b83319824097.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b8331cbe185a.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b833201f1d64.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b8332179518b.jpg)
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/uploads/img4b833237a42bb.jpg)