【中国時報】大陸からの観光客増 手続き簡素化など奏功


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 台湾の大陸委員会(省庁級)は先ごろ、1年半前に大陸からの観光客受け入れが開放されて以来、2万6488団体、延べ64万8783人が来訪、平均滞在日数は、7泊8日で、1人1日平均250ドルを消費しており、11億3000万ドル(約1000億円)に上る観光収入を台湾にもたらしたと発表した。

 観光客の伸びについて同会では、大陸側との積極的な交渉と手続きの簡素化や規制緩和などが功を奏したものと分析している。
 近く中台双方に観光事業専門機関も開設されることになっており、利便性がより高まることで、さらなる来訪者アップにつながるとみている。1日当たりの観光客数は、依然目標の1日3000人に達していないが、同委員会では、昨年8月の大規模な水害が原因だと分析しており、その後の出足は回復し、11月には、2000人まで回復しているとも述べている。