【中国時報】飲食完全禁止に人道的問題指摘 台北―高雄の駅と車内


社会
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 立法院(国会)で先ごろ、議員が質問に立ち、台北市と高雄市のMRT(新交通システム)の駅構内および車内での、飲食に関する厳しい罰金規定に言及。水を飲むことさえ禁じているのは、人道的問題であると指摘し、注目を集めている。

 MRTでは、衛生環境の維持を理由に、飲食やごみ投棄などを禁止。違反者が駅員の制止を聞かなかった場合、1500元(約4000円)以上、7500元(約2万円)以下の罰金が課せられる。議員は、飲み物には、水も含まれているため、薬を飲むこともできないのは問題だとしている。
 これに対し、MRT側は、法にのっとって運営をしているに過ぎず、飲食を許可する権限はない。法が改正されれば、それに従うとしたほか、現在でも、授乳や薬を飲むための水については、柔軟に対応していると述べた。