【中国時報】経常収入が36%増 大陸進出の台湾系企業1000社


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 「中国時報」が先ごろ行った調査によると、大陸に進出している台湾系企業1000社の昨年の経常収入が、約1兆元(約14兆6000億円)となり、一昨年より36%増という急激な成長を遂げていることが分かった。
 ランキングでトップとなったのは、鴻海グループ傘下の鴻富錦精密。1000社のうち、経常収支が黒字だった企業は、815社で、全体の8割以上。年商が一昨年の倍に成長した企業は、103社。年商が50%以上成長した企業は、228社に上った。総体的に、資本総額や雇用者数などでも、大幅な成長が認められている。
 調査を行った中国時報社では、中国各地に分散する台湾企業が、政治とは微妙な距離をとりつつ、世界市場への足掛かりとして、中国で着実に成長を遂げた成果だと分析している。