先々週の紙面でも紹介があったように各地で大型のカンパチが好調に釣れているようだ。ムロアジによる泳がせ釣りでの釣果に引き続き、ジグによる釣果も報告されている。
2月28日、うるま市在住の山城賢太郎さんは釣り仲間4人で伊江島沖へと船を出した。まずは肩慣らしに水深130メートルのポイントを攻めた。350グラムのルアーを海底へと送り込み、ロッドをしゃくってジグに動きを与えるが魚からの反応はない。山城さんは、しゃくりのリズムを変えながら多彩なアクションでカンパチを誘うがヒットには至らない。
「大物は深い層にいるのでは」と山城さんは210メートルの深場にポイントを変えた。520グラムのジグにスピードを付けて動かすと、大物特有のひったくるようなアタリがロッドを襲った。一気に20メートルものラインを引き出して抵抗する大魚を、山城さんはパワフルなリフティングで水面へと導いた。5分ほどのファイトで上がってきたのは、21キロのカンパチだった。
今シーズはカンパチのジグへの反応があまりよくなかっただけに、価値のある1匹となった。これからトップシーズンを迎えるカンパチのジギングは、魚が浅場に上がってくるにつれてさらなる大物が期待できる。(取材・大城耕)
【各地の釣果】
◎恩納ガーラ17・6キロ
最初の魚信にあわてて反応せず、少なくとも5分は待つと話す伊波直亀さんは5日、恩納村の砂浜でエソの切り身を餌に112センチ、17・6キロのガーラを釣り上げた。30分の攻防で魚はグロッギー。瀬際で完全に横倒しになった。
◎糸満クブシミ8・35キロ
山川健次郎さんのホームグラウンドである糸満造船所裏は「旧暦の10日前後で曇り空、波のざわつく北東の風8~10メートル」がイカ釣りのベストタイミングだという。3日、いつもの防波堤から5寸のエギを放り、8・35キロの大クブシミを釣り上げた。
◎西崎チヌの数釣り
満潮前後の絶対時合いに竿(さお)を出すことがチヌ釣りの第一条件と話すささめ針フィールドスタッフの名嘉山悟さんは2日、西崎でフカセ釣り。サシエとコマセの同調を狙ってラインを送り続ける釣法で40センチ前後のチヌを数釣りした。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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