春先になるとタマンが、よく釣れることで知られる那覇港沖の堤防、通称「那覇一文字」に、今年もタマンの季節がやって来た。
11日、GFG青年部長で新婚ほやほやの高嶺徹弥さんと鮎美さん夫妻は、タマンを狙って那覇一文字の北の新堤に渡った。
厳しい寒さの中、午後8時に最初のヒットが訪れ2キロ近いシルイユーが釣れた。その後は右から左へ潮の流れが強くなり、魚信が途切れてしまった。明け方近くになって、潮の流れが緩くなってきたところで、鮎美さんの竿(さお)が大きく曲がり、10メートル程ラインが引き出された。慌てて竿掛けから竿を外すと、海に引き込まれそうな強い引きが襲った。
徹弥さんに励まされながら必死に竿を立て、リールを巻き取る鮎美さん。3分程のファイトで海面に浮いたのは67・5センチ、4・3キロのビッグサイズ。夫婦の絆(きずな)で釣り上げたメモリアルなタマンとなった。めでたし、めでたし。
(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎夢咲キチヌ51センチ
ウキ釣りで50センチ超えのチヌ類を釣ることが目標と話す坂本一利さんが6日、夢咲公園前のポイントでついに51センチのチンシラー(オキナワキチヌ)を手にした。ハリス2号、オキアミ餌で、ほかに49センチも釣り上げた。
◎南浜カーエー安定
「カーエーは南から釣れ始める」と話す釣りクラブ南遊海の林浩晋さんが8日、南浜漁港で40センチクラスのカーエーを3匹釣った。釣果には日ムラがあるものの、今後どんどん良くなっていきそう。
◎安謝でチヌ45・5センチ
なうら橋付近のポイントでカニ餌をブッ込む吉永仁君が45・5センチ、1・53キロのチヌを釣り上げた。10日、開始早々に30センチのチヌを釣るものの、続くヒットを痛恨のラインブレークで逃げられてしまう。それでも最後にきた魚信を捕らえ自己記録を更新することができた。「師匠に感謝です」
◎伊計島でクブシミ6キロ
昨年の11月に100グラム程度の小イカを釣って以来すっかりアタリに見放されたという川門健二さんが7日、伊計島の波止で「運を使い果たしたかも」というアタリを連発させた。この日まずは1・1キロのアオリイカで長いスランプを脱すると、愛用の3・5号オレンジのエギは6・2キロのクブシミを誘い上げた。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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