【中国時報】労働委の礼儀師免許試験 「男尊女卑」の内容変更


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 3月8日は国際女性デー100周年だったが、男女同権は台湾の伝統にも変化をもたらしている。
 労働委員会が定める礼儀師(納棺や葬儀等に携わる専門職)の免許の試験でも「男尊女卑」に基づく内容は大きく変更されている。

例えば、未婚であった女性の位牌(いはい)はこれまで実家には奉られなかったが、今後は可能になる。葬儀の喪主に関しても、これまで長女が長男より年上であっても長男しかなれなかったが、今後は長女でも喪主として葬儀を取り仕切ることができる。また、離婚後に再婚した女性の死亡広告には、前の婚姻による子供の名前は連ねることができなかったが、今では可能になっているなど数多く変更された。これらの変更には父母や自分の人生の最後に当たり、男尊女卑の考えが入らないよう配慮されている。