【中国時報】加賀屋、北投温泉に開店 11月 日本老舗が海外進出


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 30年連続で日本一の温泉旅館とされる加賀屋が、11月に台北・北投温泉にオープンする。これは創業104年の加賀屋の初の海外進出である。台湾スタッフは石川県で半年の研修に参加したが、純和風サービスのつらさを吐露している。

 接客は周到であるだけでなく、所作の美しさが求められる。特に正座は立てなくなるほど。お見送りは酷暑でも厳冬でも客が見えなくなるまで手を振り続ける。和服は1日2回着替えるが、最初は2時間かかっていた着物の着付けも、いまでは1時間でできるようになったという。加賀屋の女将(おかみ)は、旅館経営はお客の満足度も重要だが、働く者の満足度も同様に重要であるという。