【中国時報】「また来るほどでもない」 低い中国人観光客の満足度


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 今年上半期に、中国大陸から台湾を訪れた観光客延べ人数は5万人。すでに昨年同期の10倍と急成長を遂げているが、台湾の観光業界には、「ぜひ来たかったが、また来たいと思うほど台湾は魅力的」と思っている観光客は少ないとみており、大陸観光客の全面開放を前に、業界には不安が広がっている。
 観光業者によると、大陸の観光客に最も人気なのは、セクシーな衣装でビンロウの実などの嗜好(しこう)品を売る「ビンロウ西施」見学。ツアーの中には、「ビンロウ西施」が車内で、たばこや飲み物を販売するサービスを提供し、大好評を博しているところもある。
 一方、台湾の景勝地として有名な日月潭や阿里山は、希望者は多いものの、実際目にした観光客の満足度は低め。史跡への興味も高くはない。大陸の観光業界からは、家族でも楽しめるテーマパークや観光農園が今後有力ではないかという意見も出ている。