【中国時報】医療、科学の人材 台湾で大規模募集


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 シンガポール政府の外国人人材招致機関「連係シンガポール」は先ごろ、担当者を台湾に派遣し、医療や科学技術などを中心に、約1000人の大規模な人材募集を行うと発表した。台湾の平均給与より、2、3割高い、高給で招聘(しょうへい)するとしている。

 シンガポールでは既に5万から6万人の台湾人が就労している。言語や文化的な差異が少ないため、適応力が高く、台湾の人材育成のためのノウハウも確立されているため、優秀な人材が多いと評価されている。
 シンガポールでは今年、少なくとも三つの国立総合病院の開業が決まっているため、今回は医療関係者の求人が最も多い。台湾の人材バンクによると、同国の給与は以前から台湾より高く、一昨年の工学部卒で見ると、新卒の初任給が、台湾では10万円前後だったのに対し、シンガポールは、15万円前後だった。