【中国時報】建国100周年で硬貨デザイン一新 中央銀行


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 中央銀行は先ごろ、来年の中華民国建国100周年を記念して、十元(約30円)硬貨のデザインを一新すると発表した。近年増えている偽造硬貨に対する対抗策でもある。表は、現在の蒋介石から、孫文の肖像に変わり、裏には最新の偽造防止機能が付けられる。

 新硬貨の披露は、来年1月。中央銀行では同時に、旧硬貨の回収を開始し、発行2年後には流通する十元硬貨をすべて新硬貨に一新する計画だ。旧硬貨も、しばらくは使用できる。
 ほかにも、4月27日には、故蒋経国総統の生誕100周年を記念する十元硬貨を5千万枚発行。十元硬貨衣替えのためのウオーミングアップと位置付けている。これまで、中央銀行は、台湾復光50周年、新台湾元発行50周年、ミレニアム記念などの十元硬貨を発行してきたが、個人が収蔵したため、ほとんど流通しなかった。