【中国時報】中国の学生募集 法改正し解禁へ


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 中国からの学生募集解禁に関する大学法等の改正をめぐって、与野党が激しい対立を繰り返してきたが、反対派の民進党は3日、解禁があらがいがたい時流だとして大幅に譲歩。条件付きで法改正を認めると発表した。

 民進党が提示している条件は、「3限6不」というもので、受け入れ校、受け入れ人数、受験生の出身地の三つを制限すると同時に、入試成績への加点、受け入れによる台湾人学生の募集人数の減少、奨学金の給付、学外でのアルバイト、資格試験の受験、台湾での就職の六つを認めないというもの。
 近年、台湾から中国への学生流出が大きな問題となっており、中国からの学生募集解禁は、対応策として期待されている。野党は、「3限6不」を明記することを強く求めているが、行政命令で十分対応可能であるとして、与党は法案には盛り込まない方針だ。