グルクマー接近の兆候


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 3~4年の周期で猛暑と台風がバランスよく接近する今年のような年は魚の当たり年が多い。季節と同じように釣期が明確でない沖縄だが盆すぎから釣れる魚の顔ぶれ(?)が微妙に変わる。船釣りのグルクンは好調の上に安定度が増し、パヤオのマグロ釣りも棚を少し深く狙えば20キロオーバーの大型が初心者でも釣れるようになる(釣り場が遠いパヤオ釣りは燃料費上昇で船長さんが困っている。効率よくメンバーをそろえてあげよう)。
 産卵を終えスリムになった底物の大型アーラミーバイの食欲は旺盛だ。磯釣りで
はカップルに大人気のグルクマーがそろそろ接近するはずだ。今年は釣期が少しずれているが中旬ごろからマークする。釣れだすと2カ月ぐらいは連日同じ場所で釣れるのがグルクマーだ。

「釣り場」
 三重城港(新発売 防波堤釣り入門34ページのCポイント)、新宜野湾漁港(95ページ)マリンタウン(44ページの Bポイント)、宇堅ビーチ(60ページのBポイント)。その他、当添や金武の浜田、中城湾港など。

「知られていない旬の釣り」
 夏の夜の大型チヌ。夏の台風後を狙う。釣り場は本島中南部の深場。ウキ釣りはハリス1・5号と細く、仕掛けは、はわせるようにする。カーエー慣れした早合わせは禁物、向こう合わせで釣る。打ち込みはカニの餌、サオは磯サオ3号ぐらいと柔らかく、ハリスは3~4号でオモリは中通し10号以下にする。

「ポイント」中城夢咲公園(48ページ)
 打ち込みは左側、中央部ウキ釣りは前方のリーフ際まで50メートル以上遠投するので、カゴ釣り生きエビの餌でガーラと両方狙いも良い。熱田漁港のウキ釣り、打ち込み(46ページのAポイント)、マリンタウンのウキ釣り、打ち込み(45ページのDポイント)など各地で40センチ級ヒット中。
 ◎特大55センチ、3・5キロ、夏のチヌ佐敷海岸の夜釣りで。8月1日、那覇市の宮国悟さん、サオGSタマン450、リール6000番、道糸7号、ハリス6号、オモリ10号、カニの餌の打ち込み釣りで午後11時半に55センチの大型を、次いで37センチのチヌを釣った。3度ほどチヌらしきアタリがあった。(マンモス曙)
 ◎カップルや観光客に人気の本部釣りイカダ、ジャンボグルクマーにガーラ好調。中級者はフカセでタマン狙い。8月6日、新城務史君、グルクマーにガーラ数釣り。(もとぶつりぐ)ポイントは88ページに紹介。
 ◎大阪から移住6カ月で57センチのタマンを釣り大感激。高田礼央さんとひゅうが君。8月5日夜10時、瀬長島での釣果。
(シーランド南風原)
 ◎与根漁港で小学生が41・7センチのカーエーに40センチのイケガツオ4匹。8月5日午後3時、泊小4年の三宅大司君の釣果。35ページのDポイント。(マンモス小禄)
 ◎深夜1時、砂辺テラスからの打ち込み釣りで84センチのガーラ。アマチュアバンド“コアラ”の島武史、赤嶺、中野さん、8月6日、白イカのエサでの釣果。
(シーメイト)
 ◎前兼久漁港夜釣りで今年12匹目、42センチのカーエーを釣った宮城嗣光さん。8月7日、深夜2時からサオを出し、餌盗りのアタリが止まった午前4時前にヒットした。(シーメイト)

☆トピック☆
 ただ今売れています、タマン狙いの“シガヤータコ”。カーエー狙いは“ぜっタイくわせ”。ステップ具志川・米吉・マンモス泡瀬・熱田つりぐ調べ。
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)55センチ、旬の釣り。夏の台風後の大型チヌと宮国さん
(2)本部イカダでジャンボグルクマーとガーラを釣った新城君
(3)大阪から移住6カ月で大型タマンを釣った高田さん親子
(4)チヌ競技1・2号の高級ザオでカーエーを釣った泊小4年の三宅君
(5)アマチュアバンド(コアラ)のメンバーがガーラを釣る。島(中)中野(左)赤嶺(右)さん
(6)今年12匹目のカーエーと宮城さんファミリー