【中国時報】中国からの急患…実は指名手配犯 赤十字連絡で発覚


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 台湾出身の企業家が脳出血で倒れ、中国・厦門の病院で手術を受けていたが、経済的に苦しく、医療費が支払えないため、厦門の赤十字が台湾赤十字に連絡。17日、台湾の金門島に救急搬送して、関連機関に連絡したところ、指名手配犯であることが分かった。

 搬送されたのは、嘉義県出身の蔡俊賢容疑者(48)。4月30日に厦門の路上に倒れているところを収容され、これまでに医療費2万5千人民元(約34万円)を滞納していた。台湾の親族にも連絡したが、引き取りを拒否された。先ごろ、台湾赤十字の連絡により、指名手配が発覚した。
 蔡容疑者は2009年に飲酒運転による公共危険罪、今年は詐欺容疑で、嘉義地方検察署から2度の指名手配を受けていた。現在蔡容疑者は金門島で治療を受けているが、容体の回復を待って、台湾本島に移送されることになっている。