【中国時報】新たな協力体制構築でシンポ 中台の警察関係者


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 「海峡両岸および香港・マカオ警察学シンポジウム」が8日、上海で開催され、中台の警察関係者が一堂に会し、警察学研究の現状や今後の人員や業務上での交流について話し合った。台湾からは、盧毓鈞台湾刑事偵防協会名誉理事長が参加した。
 7日の歓迎式典で、あいさつに立った盧氏は、今回のシンポジウムを機に、研究成果を共有し合うだけでなく、共通認識の形成に努力し、今後両岸の捜査と研究における新たな協力体制をつくり上げていくことを希望すると述べた。盧氏は元警政署署長(警察庁長官)などの要職を歴任している。
 中国員警協会の田期玉主席も、今回のシンポジウムに期待する見方を示し、現在直面している一連の問題について協議の場を持ち、実務的な協力関係を構築していきたいと述べ、台湾の警察学研究者にも密接な交流の継続を呼び掛けた。