【中国時報】10年間で乳児362人売買 児童福利連盟調査


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 児童福利連盟が行った調査によると、1996年から今年までの10年間に、台湾国内で売買された乳児は、362人。その内捜査の対象になっているのは、わずか14件であることが分かった。“市場規模”は、1・3億元(約4億5000万円)から2・3億元(約8億円)に上ると見ている。
 売買は病院の医師や看護師などが、不妊で相談に訪れた夫婦に養子あっせんするという形が行われるものが多く、価格は、30万元(約100万円)から50万元(約180万円)。正規の養子縁組は手続きに時間がかかることや養父母が養子であることが知られるのを好まない傾向が、ヤミ売買を助長していると見られている。
 内政部の統計によると、昨年20歳以下で子供を生んだ女性は、6489人。少なくともその10分の1が、“養子に出す”という名目で、売買されたとみられている。