4月の終わりごろから釣れ始めたマリンタウンのオニヒラアジ。型、数ともに申し分なく、サビキ仕掛けで釣れるとあって本島各地から釣り人が集まっている。5日、早朝6時に現場に入ると、すでに30名ほどの人でにぎわっていた。
到着してすぐに、この日初のオニヒラがヒットした。ハリス4号のサビキ仕掛けなので慎重にやり取りする。周りの釣り人も仕掛けを上げ、獲物の取り込みに協力している。それを皮切りにあちらこちらで竿(さお)が曲がり、取材の私は右に左に走り回る。3時間ほどで55~70センチほどのオニヒラが20匹以上も釣れた。
しかし私が驚かされたのは、その釣果よりも、この日の釣り人達のマナーの良さであった。ポイントを譲り合い、誰かが釣れた時には周りの人は仕掛けを上げ、タモですくうことが当たり前のように行われているのだ。マリンタウンは一部で工事が続き、釣りを黙認してもらっているようだが、ゴミの始末をきちんとするマナーの良さあってのことだろうと感心した。
(取材・仲栄真修)
【各地の釣果】
◎伊是名カンパチ40キロ
テレビの収録で5月11日と12日の2日間、伊是名沖をジギングで攻めた。狙いはカンパチ。アングラーは「シャウト!フィッシャーマンズツール」の小野誠さんほか3人。
初日に5~10キロのカンパチが連続でヒットするなど結果が出たので、2日目は一発大物を狙った。9時10分、小野さんのジグに大物が乗り、一気に10メートルほど走る。スプールを指で押さえて必死に走りを止め、15分ほどの激闘の後に海面を割って出たのは40キロの巨大カンパチ。これまで数多くの大物を釣ってきた小野さんも「テレビの取材で釣れるのは貴重」とうれしそうだった。(取材・釣王国)
◎安謝カーエー47センチ
6月2日、釣りクラブぞうさんずの西平直樹さんは共同サイロ近くで47センチ、2・16キロを頭に良型3匹のカーエーを取り込んだ。豊満ボディーには真子や白子がパンパンに詰まり、激旬のいでたちだったという。
◎好釣!泡瀬パヤオ
この時期セリ値を下げるほどに好調なのがキハダ。特に泡瀬沖のパヤオが熱い。金城光成さんは5月31日、水深130メートルからエビング仕掛けを誘い上げ、27・6キロを仕留めた。当日はシビ級が入れ食いしたほか、8キロのカツオや同重量のサワラ、シイラなども顔を出した。
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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