【中国時報】台湾のIT業界「世界征服目指す」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 英経済誌エコノミストはこのほど、台北の国際コンピューター展を特集し、IT業界で今最も重要な国際的イベントだと評価した。台湾のIT業界は、世界を征服しようとし、同時に中国化の様相も濃くしてきているとも論評している。

 同誌によると現在、台湾製品が世界に占めるシェアは、半導体が50%、モニターが70%、ノートパソコンが90%。昨年世界第2位となった宏碁(エイサー)や自らのブランドでスマートフォンが世界的なシェアを伸ばしている宏達電など、台湾が次々と世界規模の成長企業を輩出している。
 一方、付加価値の高いソフト開発やシステム構築などに弱い点が、最大の課題だと指摘。台湾の優位性は今後も続くとみているが、中国もIT産業に力を入れており、台湾の今後の対応が注目されるとしている。