【中国時報】カラオケに点字 淡江大学が共同開発


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 淡江大学の視覚障害学生情報センターはこのほど、中華電信と共同でカラオケや映画の字幕を点字に翻訳するシステムを開発した。字幕を読み上げる機能もあり、聞くこともできる。今年の夏休みに同大で使用方法のための講習を行う。

 同センターのエンジニアで、視覚障害者でもある張金順さんは、これまでカラオケに行っても、字幕を耳元で読んでもらわなければならず、外国映画も字幕が見えないため、楽しめなかった。もっとカラオケや映画を楽しみたいと、システム開発の動機を語った。
 システムが入ったパソコンに歌詞や字幕をインターネットからダウンロードして操作する。字幕は、タッチ式の点字パネルに表示され、同時に読み上げられる。同センターはこのほかにも、視覚障害者のための情報サービスなどを多数開発している。