【中国時報】喫煙罰金、最高1400万円


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 公共の場所での禁煙を定めた「煙害防止法」が施行されて1年半。全国で摘発された違反件数が約9千件に上っていることがこのほど分かった。摘発数が最も多かったのは台中市で、千件を突破。罰金の額では、台北市の一件500万元(約1400万円)が最高だった。

 違反行為で最も多かったのは、喫煙禁止場所での喫煙。ネットカフェでの摘発が目立ったが、台北市では、タクシー運転手の違反が最も多かった。客を乗せていなければ、喫煙が許されるという誤解が主な原因だった。
 県ごとに、取り組みへの姿勢に差があるため、千件を超える台中市がある一方、澎湖県はわずか3件。違反切符を切るには、身分証明書の提示を求めなければならないが、拒否されることもしばしば。口論や暴力ざたになることもあり、同法の執行の難しさも指摘されている。