港内にいたベイト(小魚)が外海に出て行くと、それを狙って磯付近までスマが回遊してきます。ポイントの宜名真、万座、真栄田岬、残波岬などは連日釣り人でにぎわう一級ポイントです。シーズンには少し早いが万座海岸に試し釣りに行きました。
釣り方は、5号竿(さお)や投竿を使うカゴ釣りと、1・5号~3号の細い竿で狙うフカセ釣りのスタイルがあります。カゴ釣りのほうが釣果確率は高いのですが、フカセ釣りでは細い竿を使うので、よりダイレクトに魚の引きが楽しめます。私はフカセ釣りのスタイルが好きなので、3号竿に5000~8000番クラスのリール、道糸は5号以上、ハリスは5~8号を使用します。ウキは遠投する場合もあるのでできるだけ自重のあるウキを使っています。
釣り方はシンプルで仕掛けを潮の流れに乗せて流すだけです。そして潮の流れにエサのオキアミをまいて、スマを寄せます。ヒットすると勢いよくリールから糸が出ていきます。その後、フッキングしてやりとりをします。回遊魚なので根に潜られる心配はありませんが、サメも多いのでできるだけ早く取り込むようにします。(取材・大田守士)
【各地の釣果】
◎中城湾オニヒラ群
本島沿岸の広範囲に押し寄せているオニヒラアジ。特に知念から石川にかけて接岸する群の勢いが止まらない。6日、ガーラ大好き桃原3兄弟は、泡瀬海岸で活(い)きエビを餌にウキ仕掛けを放り込み、70センチ、2・5キロクラスを連発させた。
◎今帰仁タマンと大ガーラ
タマンを狙う徳永邦彦さんの今帰仁ポイントのベスト条件は、「前日の天候が雨で、潮位150センチ位の時」という。そんな12日は迷わず釣行し、3・78キロを頭に5枚のタマン、16・95キロのガーラを釣りあげた。
◎GFGカーエー&タマン
12、13の両日、がまかつFC琉球支部はカーエー・タマン釣り大会を開催した。カーエーの部は伊江島で44・5センチを頭に3尾を釣り上げた知念淳也さんが、タマンの部は志喜屋漁港で3・88キロのタマンを釣った幸地泰成さんが優勝した。
◎MFGフカセ釣り大会
11日から13日の3日間、マルキューFGのフカセ釣り大会が開催され、3・8キロを釣った秋田真吾さんが昨年に引き続いて優勝した。上位の結果は次の通り。
1位・秋田真吾(3・8キロ)
2位・上江洲寿(3・6キロ)
3位・小橋川正行(3・35キロ)
釣りは楽しく安全を第一に。釣り場ではライフジャケットの着用を心掛けてください。
(新報アングラーズペンクラブ・佐久川政一郎)
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