【中国時報】澎湖で海ブドウ養殖 本格生産開始、期待高く


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 澎湖諸島の虎井島で試験的に行われていた海ブドウの養殖が成功し、本格的な生産に入った。取引価格は1キロ2千元(約5700円)と高価。経済的付加価値が高い新たな特産物への期待は高く、10年後には5億元(約14億円)の売り上げを見込んでいる。

 この事業は、澎湖科技大学が計画した産学協同事業。澎湖近海は水質がよく、海ブドウの生育に適していため、2007年から政府の補助金2千万元(約5700万円)を得て、栽培を試みていた。技術的な改良の結果、台湾初の第三セクターによる養殖場の設立にいたったもの。22日には全国初の観光モデル農園にも指定された。
 同大学の翁進坪教授によると、海ブドウは、豊富な食物繊維やミネラルを含み、通年収穫可能。近年、中国でも注目されてており、今後は市場を開発し、日本や中国に輸出していきたいとしている。