【中国時報】欧州渡航者ノービザへ 来年から90日間滞在可能


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 欧州連合(EU)の執行委員会は5日、EU総会などに対し、ビザ申請を免除する国と地域に台湾を入れることを正式に提議した。施行までには半年を要するとみられるが、台湾政府外交部(外務省)は、来年からの施行を楽観視しており、施行されれば、90日間のノービザによる滞在が可能となる。

 現在、EU加盟国で台湾へのノービザを認めていないのは、キプロス、ルーマニア、ブルガリアの3国。昨年3月にイギリスのノービザ制がスタートした際には、1カ月で渡航者が4倍に急増。1年間の総数でも、2倍近くと、驚異の成長を見せた。
 現在、欧州ツアー関連商品は、10日から14日間が主流だが、短期ツアーを好む台湾では、5日から7日が人気。ノービザ開始で手続きやコストの削減も可能となり、少なくとも3割の成長が見込まれている。