琉球新報社 小籠包（ショーロンポー）の名店「鼎泰豊」は２００９年、香港支店がミシュランの一つ星を獲得。現在、台湾版出版が計画されているが、オーナーの楊紀華さんは、「台湾本店なら二つ星は確実」と自信のほどを示している。
同店のシンガポール支店の成功やフランスの有名デパート、ギャラリー・ラファイエットとの提携など、近年めざましい世界展開の影の立役者は、同店の大ファンでスペインのブランド・カンペール台湾総代理店を経営する宋毅さん。
「たかが肉まん屋が、なぜここまで安定的に事業展開できるのか」と言われ続けて２０年。サービスの質の高さ、あつい福利厚生による人材の確保が、不動の地位を築いてきた秘訣（ひけつ）だとオーナーは語る。二つ星にとどまらず、三つ星獲得に向け、宋さんの指導を仰ぎながら、さらなるサービスの質の向上を進めている。
