【中国時報】医師の海外移植手術斡旋で処罰の方針決定 政府衛生署


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 政府衛生署は先ごろ、医師による海外での移植手術斡(あっ)旋(せん)は、医師倫理に反するとして、有償と無償にかかわらず、処罰を行うことを決定した。悪質だと見なされた場合は、医師免許を取り消すとしている。
 同署の調査によると、毎年570人程度の患者が、海外で移植手術を受けており、内450人が中国で手術を受けている。腎臓移植が300人と最も多く、次いで肝臓移植、心臓移植と続き、肺の移植も数例確認されている。
 衛生署が新たに公布した「器官移植規範」では、医療関係者による移植斡旋を禁止すると同時に、臓器の売買や仲介が禁じられている地域や臓器提供者が不明な地域、または国際世論として、人権や医の倫理に反する臓器移植を行っている地域での移植仲介を禁止している。