【中国時報】中台初、共同で辞典 双方の語彙収録、出版へ


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 台湾の中華文化総会と中国の国語文現代化学会は先ごろ、台湾で協議を行い、『中華語文大辞典』の共同編纂(へんさん)を行うことを決めた。中台が協力して双方の語彙(ごい)を一冊の辞書に収録するのは、これが初めて。来年末に出版する予定で、中台の文化交流事業の歴史的な一歩となると評価されている。

 収録されるのは、中台の小学校から高校の国語の教科書に頻出する常用名詞2万5千語。簡体字版と繁体字版の2種が出版される。2014年には、日常語と科学技術関連の専門用語を収録した、8万語の大辞典も完成する予定だ。
 辞書の出版は、昨年の「第5回両岸経済貿易文化フォーラム」の「共同建議」に基づくもの。今回をきっかけに、今後、専門用語や固有名詞の規範化、簡体字・繁体字フォントの双方向変換ソフト開発なども展開していくことにしている。